知ればもっと美味しい!ドリップコーヒーの奥深き歴史【東京・亀有 カモメロースタリ東京カフェ】
- カモメロースタリ東京
- 7月21日
- 読了時間: 4分
こんにちは!東京亀有のカフェ『カモメロースタリ東京』です。
ホッと一息つく午後の休憩、友人との語らいのひととき。
そんなあなたの日常に寄り添うドリップコーヒー。
当たり前のように目の前にあるこの一杯にも、実は長く、そして奥深い歴史があることをご存知でしょうか?
私たちが愛するドリップコーヒーが、どのようにして今日に至ったのか、その興味深い歴史を辿ってみましょう。
知ればもっと美味しい!ドリップコーヒーの奥深き歴史
始まりは偶然?コーヒー発見の伝説
コーヒーの起源には諸説ありますが、最も有名なのはエチオピアの「ヤギ飼いカルディの伝説」です。
ある日、カルディが飼っているヤギたちが、特定の赤い実を食べた後、夜になっても興奮して眠らないことに気づきました。
それを不思議に思ったカルディが自分もその実を試してみると、活力がみなぎるのを感じたと言われています。
これが、コーヒーの発見の始まりだとされています。
しかし、この頃はまだ「ドリップコーヒー」の形ではありません。
生の実を食べたり、煮出して飲んだりしていたと考えられています。

最古の抽出方法?「煮沸法」から「濾過」への道
コーヒーが飲料として本格的に広まり始めたのは、イスラム世界においてでした。
初期のコーヒーは、豆を挽いて直接お湯に入れ、煮出す「煮沸法(ターキッシュコーヒーなど)」が主流でした。
これは、豆の成分を余すことなく抽出し、力強い風味を楽しめる方法でした。
しかし、煮沸法ではどうしても粉っぽさが残り、口当たりが良くないという問題がありました。
この課題を解決しようと、様々な試みがなされる中で、現代のドリップコーヒーの原型となる「濾過(ろか)」の概念が生まれてきます。
ドリップコーヒーの誕生!画期的な発明の裏側
そして1908年、ドイツの主婦、メリタ・ベンツ夫人が、今日のドリップコーヒーの歴史に名を刻むことになります。
当時のコーヒー抽出は、煮沸法や、布袋で濾すといった方法が主流で、粉が混ざったり、手入れが大変だったりという不便さがありました。
メリタ夫人は、よりクリアで手軽に美味しいコーヒーを淹れる方法はないかと考えていました。
ある日、彼女は息子の教科書の吸い取り紙と、真鍮製の鍋に穴を開けたものを使って、コーヒーを濾すことを試みました。これが驚くほどうまくいき、クリアで雑味の少ない美味しいコーヒーが抽出できたのです。
この偶然の発見が、その後の「メリタ式フィルター」の誕生に繋がり、ドリップコーヒーが家庭で手軽に楽しめる画期的な方法として、世界中に広まるきっかけとなりました。
私もメリタのアロマフィルターを持っています。
安価なドリッパーですが、簡単に安定した風味豊かなコーヒーを抽出できます。
液切れの良さも抜群でテーブルを汚しにくいのも嬉しいポイントです。
進化し続けるドリップコーヒー
メリタ夫人の発明以来、ドリップコーヒーは様々な進化を遂げてきました。
円錐形ドリッパーの登場: 1940年代には、日本の「カリタ」や「ハリオ」などが、お湯とコーヒー粉の接触時間を最適化する円錐形ドリッパーを開発。
カフェで使われることの多いV60などより繊細な味わいを引き出せるようになりました。
素材の多様化: 陶器、ガラス、プラスチック、金属など、ドリッパーの素材も多様になり、それぞれが抽出に微妙な影響を与えることが知られるようになりました。
スペシャルティコーヒーの台頭: 近年では、豆の品質や産地にこだわるスペシャルティコーヒーのムーブメントとともに、豆の個性を最大限に引き出すための抽出技術として、ハンドドリップが改めて注目されています。
お湯の温度、注ぎ方、抽出時間など、バリスタの技術が光る奥深い世界が広がっています。

カモメロースタリ東京カフェで、歴史を感じる一杯を
いかがでしたでしょうか?
あなたの目の前にあるドリップコーヒーの一杯には、遥か昔の発見から、一人の主婦のアイデア、そして現代のバリスタたちの情熱まで、様々な歴史と物語が詰まっています。
カモメロースタリ東京カフェでは、ゲイシャのナチュラル精製をはじめスペシャルティコーヒーを生豆から自家焙煎し鮮度の高いコーヒー豆を使い、一杯一杯ハンドドリップで提供しています。
ぜひ当店で、その奥深い歴史を感じながら、至福のドリップコーヒーをご賞味ください。
皆様のご来店を心よりお待ちしております!
知ればもっと美味しい!ドリップコーヒーの奥深き歴史
カモメロースタリ東京 カフェ
〒125-0061
東京都葛飾区亀有3-36-2 1F(亀有アリオから徒歩5分 亀有病院横)
OPEN 10:00
CLOSE 19:00
定休日:月曜日(月曜が祝日の場合営業。翌火曜日振替休日)
Mail : info@kamome-tokyo.com
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