コーヒーの精製方法を知る
コーヒーについて調べていくとコーヒー豆の精製方法について目にする機会が増えてきます。商品名にも記載されていることがありますが、あまり気にせずに購入される方がほとんどではないでしょうか。
コーヒー豆は皆さんもご存知の通り、写真のような赤い実をつけるコーヒーノキから取れます。さくらんぼのように見えることから『コーヒーチェリー』と呼ばれています。
コーヒーノキはアカネ科コーヒーノキ属に属する植物の総称で、多くの野生種がアフリカ大陸西部から中部、マダガスカル島や周辺諸島にかけて分布しています。 ちなみにアラビカ種の原産地はエチオピアです。コーヒーノキの中には紫色や鮮やかな黄色に熟すもあります。収穫はほとんどの場合手摘みで、大変労力のかかる作業です。
さて、今回のお話は『コーヒー豆の精製』です。
皆さんは下記のようなワードを聞いたり、見たりしたことはないでしょうか?
・ナチュラル
・ウォッシュド(またはウォッシュト)
・ハニー(ハニープロセス)、パルプトナチュラル
特に『ナチュラル』と『ウォッシュド』はコーヒー豆屋さんに行くと、店頭のPOPや冊子、店員さんの説明に出てくるワードです。
これらは全てコーヒーチェリーの精製の仕方を表しています。
それでは簡単に説明していきましょう。
●ナチュラルとは
摘み取ったコーヒーチェリーをそのままの状態、つまり果肉が付いた状態で天日乾燥した後に果肉を除去する精製方法です。果肉部分の甘みや香りがコーヒー豆に浸透しフルーティーな味わいに仕上がると言われています。
★カモメロースタリ東京が扱う『ナチュラル 』コーヒー豆
・ゲイシャ
etc.
※2021年1月現在のお取り扱いです。今後増減有
●ウォッシュドとは
コーヒーチェリーの果肉を除去した後、発酵→洗浄→乾燥のプロセスで仕上げる方法です。
その名の通り水洗処理が行われたコーヒー豆です。
★カモメロースタリ東京が扱う『ウォッシュド』 コーヒー豆
etc.
※2021年1月現在のお取り扱いです。今後増減有
●ハニー(ハニープロセス)、パルプトナチュラル
コーヒー豆を蜂蜜に漬けるわけではありません。
ナチュラルとウォッシュドの中間の精製方法です。
簡単に言いますと、コーヒーチェリーの表皮を剥がし、粘液質部分を残した状態で乾燥させる手法です。こちらもナチュラルと同じように粘液質の甘みや香りがコーヒー豆に浸透しフルーティーな仕上がりになります。
ハニープロセスは粘液質をどれだけ残すかによって、名前が変わってきます。
残す粘液質の多さから順にブラックハニー、レッドハニー、イエローハニー、ホワイトハニーなど。※ブラックハニーとレッドハニーは残す粘液質の量は同じですが、乾燥時間がちがいます。
★カモメロースタリ東京が扱う『ハニープロセス』 コーヒー豆
etc.
※2021年1月現在のお取り扱いです。今後増減有
いかがでしたでしょうか?
コーヒーの精製方法による味の違いは実際に飲み比べてみるしかないのですが、自分にあった精製方法のコーヒーを見つけてみるのも良いかもしれません。
コーヒーは趣向品ですので、この豆のこの精製方法が一番だという答えはありません。一人一人の好み次第です。また、基本的にある程度のグレードのコーヒー豆で、焙煎したてのコーヒーでしたら市販の抽出してから時間のたったブレンドコーヒーよりも美味しいことは間違いありません。このあたりはビールと似ているかもしれませんね。出来たてに勝るものはありません。
カモメロースタリ東京
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